子どもに「働いて失敗したらどうなるの?」と聞かれたら、わが家ならこう返す

子どもに「働いて失敗したらどうなるの?」と聞かれたら、わが家ならこう返す お金の教育

「失敗したらどうなるの?」に、すぐ答えにくい理由

子どもに「働いて失敗したらどうなるの?」と聞かれると、少し考え込むことがあります。 失敗はこわいものでもあるし、でも失敗したら全部終わり、という話でもないからです。

わが家はIT系の仕事をしています。 たとえば、確認が足りなくて修正が増えたり、伝え方が足りなくて認識がずれたり、思ったより時間がかかることがあります。こういうことは、仕事をしていると珍しくありません。

ただ、子どもにそのまま話すと、 「働く=失敗したら終わり」 みたいに受け取ってしまうかもしれない。 そこは少し気をつけたいところです。

だから、わが家ならまずはこう返します。

「失敗しても終わりじゃないことのほうが多いよ。直したり、相談したりして、やり直すことがあるよ」

失敗を軽く見せるのでもなく、必要以上に怖がらせるのでもなく。 その間くらいの温度で伝えるのが、ちょうどいい気がしています。

失敗は「恥」より「直す材料」になる

働くときの失敗にはいろいろあります。

  • 確認漏れでやり直しになる
  • 伝え方が足りず、相手に誤解される
  • 段取りが悪くて時間がかかる
  • 見落としがあって、あとで手戻りが出る

大人からすると「しまった」と思うことですが、すぐにダメ人間になるわけではありません。 むしろ、失敗したからこそ見えることがあります。

たとえば、

  • どこで確認が足りなかったか
  • どう言えば誤解されにくいか
  • 先に相談したほうがよかったか
  • 次はどこを見直せばいいか

こうした点が見えてくると、失敗は次の改善につながります。

子どもには、こんなふうに短く言うと伝わりやすいかもしれません。

「失敗すると、やり直しになることがあるよ」 「でも、直したり相談したりして立て直すことが多いよ」

ポイント
大事なのは、失敗しないことだけではなく、失敗したあとにどう動くか。 この感覚は、働くことだけでなく、お金の使い方にも近いところがあります。

大事なのは、失敗そのものより「その後」

失敗したあとに何をするかで、周りの見え方は変わります。

1. 早く言うと、直せることがある

失敗をしてしまったとき、隠したくなるのは自然です。 でも、早く言えば小さく済むこともあります。

わが家なら、子どもにはこんなふうに伝えます。

「失敗したことより、隠してしまうほうがよくないこともあるよ」 「早めに言うと、直せることがあるんだ」

これは仕事でも家庭でも同じで、 「まず報告する」 「どう直すか考える」 という順番が大切だと感じます。

2. 同じ失敗を減らす工夫が信頼になる

1回の失敗より、同じ失敗が何度も続くほうが、まわりは困ります。 だからこそ、立て直したあとに工夫することが大事です。

たとえば、

  • チェックの順番を決める
  • 迷ったら一度止まって確認する
  • 一人で抱えず相談する
  • 期限の前に余裕を持って見直す

こういう小さな工夫が、次の信頼につながります。

子どもにも、ここは少しだけ伝えたいです。

「失敗したあとに、次どうするかを考えるのが大事なんだよ」

失敗をなかったことにするのではなく、次に活かす。 この考え方は、働くことの土台になる気がします。

信頼を落とす失敗と、学びになる失敗

もちろん、すべての失敗が同じではありません。 うっかりで済むこともあれば、確認不足が続いて信頼に関わることもあります。

ここは子どもにも、少し丁寧に話したいところです。

わが家なら、こんなふうに言うと思います。

「失敗したことより、失敗したあとにどうするかが大事だよ」 「でも、同じことを何回もくり返すと、まわりが困ることはあるよ」 「だから、次に同じ失敗を減らす工夫も必要なんだ」

つまり、 「失敗しても何でもOK」ではありません。 ただ、失敗したからといって、その人の価値がなくなるわけでもない。

このバランスを伝えられると、子どもは失敗を極端に怖がりにくくなると思います。

夕食後に話すなら、これくらいで十分

長く説明しようとすると、子どもには伝わりにくいことがあります。 わが家なら、夕食後や寝る前に、短いやり取りにします。

子ども「働いて失敗したらどうなるの?」 「失敗しても、直してやり直すことが多いよ」 子ども「怒られるの?」 「内容によるけど、まずは直すことが大事だね。早く言うほうがいいこともあるよ」 子ども「じゃあ、失敗したら終わりじゃないの?」 「終わりじゃないことのほうが多いよ。次にどうするかが大事なんだ」

この会話のいいところは、 失敗を必要以上に怖いものにしないことです。

ただし、何でも大丈夫と言い切るのは避けたいです。 仕事には責任があり、やり直しには時間も手間もかかります。 そこを抜かすと、子どもには軽く聞こえてしまうからです。

なので、伝えるならこのくらいの温度感がよさそうです。

  • 失敗はある
  • でも直せることが多い
  • 隠さず相談するのが大事
  • 同じ失敗を減らす工夫も必要
注意点
「失敗しても何でもOK」と伝えすぎるのは避けたいです。 仕事には責任があり、やり直しには時間も手間もかかります。

親が見せたいのは「失敗しない姿」より「立て直す姿」

親としては、できれば失敗しないでいたい。 でも現実には、そうもいきません。

私自身も、仕事で「もう少し早く確認しておけばよかった」と思うことがあります。 そんなときに大事なのは、失敗をゼロにすることより、次に同じことを減らすことだと感じます。

たとえば家庭でも、似た場面があります。 長女がお小遣いの使い方で、勢いでお菓子を買ってしまい、あとから「やっぱり別のものにすればよかった」となることがあります。 長女はすでに月1000円のお小遣いをもらっていて、使った日付と用途、金額をメモして振り返るようにしています。 その中で、ついムダ遣いが多くなることもあります。

そのときに大事なのは、責めることではなく、次にどうするかを一緒に考えることです。

「その場ではよかったけど、あとで少し考えたら違ったんだね」 「じゃあ次は、すぐ決める前に一回止まってみようか」

たとえば、コンビニでお菓子を選ぶときや、スーパーでおやつを買うときに、 「今すぐ食べたい」気持ちだけで選ぶのではなく、 「これを買ったら、ほかに欲しいものは買えるかな」 と考える練習です。

この流れは、仕事の失敗にも通じます。 一回のミスで人を否定しない。 でも、見直しはちゃんとする。

この姿勢があると、失敗は恥だけで終わらず、改善のきっかけになります。

お金の失敗にも近い考え方

わが家では、お小遣いの使い方を振り返ることがあります。 それも、うまくいかなかった使い方を責めるためではなく、次の使い方を考えるためです。

たとえば、

  • 何となく買ったお菓子が、あまり満足につながらなかった
  • 欲しいものをすぐ買ったけれど、後で別のもののほうがよかったと気づいた
  • お年玉の使い道を決めるとき、最初は勢いで考えてしまった

こうしたことは、子どもにも起こりやすいです。 長女はお金に少しずつ慣れてきた一方で、まだまだ迷うことも多いです。 だからこそ、失敗を「だめだったね」で終わらせず、どうしたら次に活かせるかを話すようにしています。

この考え方は、仕事の失敗にも近いと感じます。 お金でも仕事でも、失敗そのものより、その後の見直し方が大事。 そんな感覚を少しずつ身につけてほしいと思っています。

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失敗をこわがりすぎない子にしたい

子どもに「働いて失敗したらどうなるの?」と聞かれたとき、伝えたいのは結局このあたりです。

  • 失敗したら終わり、ではない
  • 直す、相談する、立て直す、という流れがある
  • でも、失敗を雑に扱っていいわけではない
  • 次に同じ失敗を減らす工夫が大切

親としては、失敗しない人を目指すより、 失敗したあとに立て直せる人を育てたい。 そんな気持ちがあります。

わが家では、お小遣いの使い方を振り返ることがあります。 それも、うまくいかなかった使い方を責めるためではなく、次の使い方を考えるためです。 働くことの失敗も、それに少し似ている気がします。

失敗を恥として隠すのではなく、信頼や改善につながる経験として扱う。 子どもには、そんな見方を少しずつ渡していけたらいいなと思っています。

親のほうも、きれいな正解を急がず、迷いながら話していくくらいでちょうどいいのかもしれません。