教育資金、ロボアドに預けるのは有りかナシか

教育資金

少し時間ができると、インデックス投資よりパフォーマンスの良い投資先はないだろうか、とフラフラ意味のない謎の調査に時間を費やしてしまうのが最近の趣味です。

子どもの教育資金のために、投資をしている親御さんは増えてきました。
つみたてNISAでS&P500や全世界株式にコツコツ積み立てる——そんなスタイルが「王道」になりつつありますよね。

私も教育資金のメインは投資です。保険は使っていないので、預金+投資信託です。

ジュニアNISAは2年分160万円を入れてますが、子どもの未成年総合口座で積立も続けてます。
ある日、ポイ活サイトでROBOPROの広告を見つけました。前々からロボットアドバイザーは気になっており、ポイ活のポイント狙いでTHEOの口座開設+運用を昨年やっていました。(ポイント付与から少しして全て出金済み)

ロボアドもたくさん出てますが、有名どころでは、WealthNaviとTHEOとROBOPROかなと思います。

話は逸れますが、ポイ活ならハピタスかモッピーがおすすめです。(下にリンクバナー貼っておきます)
ロボアドでのポイントももちろん、証券やクレカ作る際もポイ活経由で申し込むだけで結構バカに出来ない額のポイントが貰えるので、使ってない方は是非。私も年に数回くらいはネットで何かを申し込むときにポイ活サイト経由でやってます。多分累計で数十万ポイントはもらってるはず。

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話は戻りまして、ロボアドの成績ってどんなもんなのか、インデックスより優秀なのか、と思ったんです。

実際に軽く調べた感じでいうと、ROBOPROの成績がすごい!

「もしかしてROBOPROに全振りしてたら、もっと増えてたんじゃない?」

今回はそんな素朴な疑問を、実際の数字を使って検証してみました。

ROBOPROってなに?

ROBOPRO(ロボプロ)は、FOLIO社が提供するロボットアドバイザー。
AIが相場の変動に応じて、投資対象や比率を自動で調整してくれます。イマドキって感じがしますね。

WealthNaviやTHEOといった他のロボアドとは違い、「為替や先物を含めたダイナミックな運用」が特徴。
少し上級者向けの印象ですが、ユーザー側は何もせず放っておくだけでOKという手軽さもあります。

3つのサービスの比較記事があったのでリンク貼っておきます。
【2025年6月】ロボアドバイザーの最新運用実績を比較!おすすめランキングを解説

これ見た感じで、ROBOPROのパフォーマンスが抜けて良いんですよね。それで気になっちゃいました。

インデックス投資との違いは?

項目インデックス投資ROBOPRO
運用方針固定比率で長期保有相場に応じて比率を調整
主な投資先S&P500、全世界株など債券・株式・金・先物など
手数料年0.1〜0.2%(信託報酬)年1.1%(税込)
手間リバランス等は自分で管理完全自動

やっぱり自動で調整してくれるのがロボアドの良さですかね。WealthNaviやTHEOは自分のリスク許容度からコースを選ぶような感じですが、ROBOPROはそういうのナシで勝手にベストパフォーマンス目指す、みたいな感じです。

手数料の差は少し気になるくらいかなぁと思います。

2020年から積立してたらどうなった?

まずは比較してインデックスよりパフォーマンスが良いのか見てみました。

ROBOPROのリリースが2020年1月だったので、今回は以下の条件でシミュレーションをしてみました。
比較対象をsp500とnas100にしてるのは我が家のメインの指数だからです。私も妻も娘2人もだいたい同じようなポートフォリオで、sp500とnas100がメインです。

  • 期間:2020年1月〜2025年3月末(約5.2年)
  • 毎月3万円を積立
  • 円建てで評価
  • 比較対象:ROBOPRO、S&P500指数、NASDAQ100指数

結果(概算)

投資対象トータルリターン年平均利回り(CAGR)
ROBOPRO+128%約16.3%
S&P500(円建)+113%約15.5%
NASDAQ100(円建)+140%約17.5%

※為替の変動(2020年108円 → 2025年151円)を含めた円建て評価
※ROBOPROの数値はFolio社の公開データに基づき、積立ベースで概算

あくまで私個人の計算なので実際とはブレがあるはずですが、それにしてもsp500を上回ってるのはすごいですね。Nasdaq100には負けてますが、Folio社の運用成績を見ていて思ったのは2022年の暴落のときもそこまで激しいドローダウンになっていなかったことです。市場環境が悪いとなれば、株式の保有をゼロにしてます。

https://site3.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=robot&dir=robot&file=home_robot.html
↑がそのときの記事ですが、2020年〜2021年の米国株式の絶好調から、2022年の暴落時期に米国株式の保有を0にしてます。新興国株式をそのタイミングで保有してます。これ人間にできますかね。。なかなかこの判断はできないと思います。。

最近は月次レポートもネットで公開してまして、資産割合なども月次で確認できます。
https://ai.folio-sec.com/performance-report

ROBOPROに全振りするのはアリ?

インデックス投資をメインにしている層で、個人レベルでROBOPROのような調整は難しいと思います。これまでの成績から見ると、「ROBOPROに全振りはアリ」だと私は感じています。

  • S&P500よりも好成績を出している期間がある
  • 特に相場の下落時に、ドローダウン(資産の減り幅)を抑えている
  • 自分でリバランスや売買判断をする必要がない

一方で、

  • 年間1%以上の手数料は軽視できない
  • 相場の読み違いがあればインデックスを下回る可能性ももちろんある

といった懸念はあります。

子どもの教育資金が必要なタイミング(私立いくときや大学行くとき)はわかりやすいので、使うタイミングのドローダウンはなるべく傷を浅くしたいです。

そういう意味で、Nasdaq100の方がパフォーマンスは良いかもしれませんが、リスクを考えるとどうしてもSP500も合わせて買ってしまいがちです。私は。
且つ、資金を取り崩す時期では恐らくポートフォリオの調整が必要になってくるでしょう。

であればROBOPROに全振りしてしまう方が、いよいよ何も気にしなくてよくなるんじゃないだろうかと。

結論:検討します

子どものNISA枠の話も出ているので、状況次第ですが、

  • 親の口座はつみたてNISA・iDeCoなど税制優遇枠はインデックス中心(様子見)
  • 子どもの未成年口座にある教育資金の一部をROBOPROで運用開始してみる(新規積立分のみ)

手数料を気にするより、「ほったらかしで成果が出る安心感」を重視しても良いかと思った判断です。

一応、ROBOPROと同じエンジンを搭載したファンド(投資信託)があるようでした。
SBI岡三−ROBOPROファンド

手数料が1.56%は高く感じますね。
でもNISA成長枠の対象なのは大きいです。

最後に

教育資金のように「使うタイミングが決まっているお金」は、投資のバランスが重要です。

手間をかけず、AIにある程度まかせたい人には、ROBOPROのようなロボアドは良い選択肢かもしれません。

私と同じように迷っている方は、まず少額から試してみてはどうでしょうか?

6/30 追記 ROBOPROの未成年口座不可

どうやらROBOPROは未成年の口座開設は不可のようでした。
公式のよくある質問の「年齢制限」に20歳以上と記載がありました。
https://folio-sec.com/support/help/faq

ROBOPROを使う場合は親の資金になるので、買うならROBOPROファンドの方かなぁと考えてます。